「頭が良くないと人に話を聞いてもらえないよ」と言われた話
「頭が良くないと人に話を聞いてもらえないよ」
と母親に言われたのは小学校3年生くらいのことだろうか。
当時の僕は成績も悪くなく、テストをすれば90点以上は必ず取れていた。
でもこの頃のテストなんか授業聞いてれば解ける内容だし、よっぽどじゃなきゃ悪い点なんか取れないようになってるのだけど、それに気づかず少年特有の万能感に浸っていた恥ずかしい頃でもあった。
そんな中での出来事である。
勉強嫌いな少年時代のこと、ひょんなことから「大学なんか行きたくない」ということを親に言ったことがある。
大学は漠然とかたっ苦しく勉強するところのイメージだったのだ。
「4年間も勉強する時間が長くなるなんてまっぴらごめん!」
とアホな少年時代の僕は考えていたのである。
そんな僕に母親が放ったのが表題の言葉である。
『頭が良くないと人に話を聞いてもらえないよ。』
なんだか雷に打たれたように腑に落ちた記憶がある。
現に20年以上経つのにいまだによく覚えている。
【発言力】とは
【求心力】とは
【カリスマ】とは
いかなるものなのか
ということをたった一言で言い表し、諭してくれた母親に改めて感謝したい。
そして、
勉強ちゃんとしてこなくてごめん。と謝りたい。