iPhoneでいい音を聴きたい。
この↑記事でハイレゾデビューを諦めた自分でしたが、
「いい音で音楽を聴きたい!」
となぜだか「良い音」への執着が日に日に増していきます。沼から全然抜け出せてなかったみたいです。
ただ、
ポタアンは付けたくない
と強く思っています。あれはかさばりすぎるでしょう。持ち歩きたくないサイズです。いくら音がよろしくても。
ということでまずは音の出口を変えてみることにしました。
「耳に近い方から替えろ」
なんて言葉もあるらしいですし。
そして
・出先で
・気軽に
を重視したいのでヘッドホンじゃなく「イヤホン」に狙いを定めます。
「iPhoneで気軽にイヤホンで高音質化」は果たしてどこまで可能なのか。
予算は2万円までです。
イヤホン業界は百花繚乱
イヤホンについて検索しようとするとたくさんの批評記事が湧いてきてとてもじゃないけど見きれません、しかも毎月新商品がぞくぞく出ているらしい。
世は正に大イヤホン時代。
多すぎて選ぶことが困難です。
批評やレビューも人それぞれですからね。
大体聴覚なんて視覚の1/7も知覚できないのに何をわかったように言っているんだ
人間の知覚の割合らしい
とさえ思えてきます。自分は視覚伝達のグラフィックとかが専門なので余計にそう思います。
ですが、それでは進みません。先人のレビューを頼りにしながらとりあえず評価の高そうな
SHURE イヤホン SE215 Special Edition/カナル型 高遮音性/トランススルーセントブルー SE215SPE-A 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: SHURE
- 発売日: 2012/11/28
- メディア: エレクトロニクス
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こちらや
ONKYO カナル型イヤホン セミオープン/ハイレゾ音源対応/コントロールマイク付 ブラック E700MB 【国内正規品】
- 出版社/メーカー: オンキヨー
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: エレクトロニクス
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この辺をピックアップしてみました。
ということで選ぶの面倒だから視聴して後はその時のインスピレーションで決めようと思いました。というか視聴する以外に決めようがありません。視聴環境のない地方にお住まいの方はレビューを見て決めるしか無いのが辛い所です。
自分は幸いにも東京在住なのでとりあえず小手調べに二子玉にある蔦屋家電に行ってきました。行ったことがない方は
「オシャレサブカル老若男女が集う魔境」
とイメージしていただければ大丈夫です。家電屋さんと本屋さんが合体したハイ・ソサエティなお店です。嫌になるほど。
1階にあるオーディオコーナーに試聴用イヤホンがあるのは知っていたのでiPhone握りしめて行ってきました。どきどき。
置いてあるやつ全部聴いてみる
やはりハイ・ソサエティ家電屋さんなだけあって高級機が惜しげもなく並んでいます。
これって勝手に視聴していいのかな?とか思いましたが思い切って視聴してみました。
というか他人が使ったやつそのまま耳に入れるの抵抗ありますよね。
とか思っていましたが、最初に聴いたやつで度肝を抜かれました。
全然ちゃうやんけ。
高級イヤホンにするだけでiPhoneの音こんなに変わるんけ?ウソやろ?
と、聴覚は視覚の1/7。細かい違いなんてわかるわけない。プラシーボ。
とか抜かしてたやつをぶっ飛ばしたくなりました。俺だけど。
俄然楽しくなってきたのでその場に有る試聴機を残らず試してみました。
やはり高いやつは良い。
ってわけでもなく安いのでもいい音がするやつもありこればかりは好みでしょうか。
が、総じて1万5千円くらいのラインで境界線が有るように感じました。
というか3万円以上する高級機はiPhone直挿しじゃ本質を測れないのでしょう。
ポタアンとか付ける人の気持がちょっとだけわかりました。
しかし期待していたこいつ
はあんまりぐっと来ません。あとそもそも
は置いてもいませんでした。
なのでこのままe-イヤホン渋谷店まで行ってみようかと思いましたが、というか最初からそのつもりでしたがなにやらこの蔦屋家電、安い気がします。
商品入れ替えのためなのかやたらと20%,40%オフになっているのです。
こっそり携帯で調べてもやはりネットの最安値よりちょっと安いです。
蔦屋家電。たまにこういうことがあるから侮れません。高級店の佇まいをして実は最安値。
素晴らしすぎます。
ということで気に入ったこれを買っちゃうことにしました。
RHA MA750i ハイレゾ対応 Apple iPhone6/6S対応リモコン付 カナル型イヤホン英国発ハイエンドイヤホン Complyイヤーチップ付属 3年保証 【国内正規品】 270542
- 出版社/メーカー: RHA
- 発売日: 2013/12/16
- メディア: エレクトロニクス
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RHAという聞きなれないメーカーですが、どうやら英国の新参メーカーらしい。海外製品なのにハイレゾ対応を謳っているのも珍しいです。(ハイレゾは日本の独自規格なので)
結論で言うと
ここ数年で買ってよかった良い買い物ランキングでダントツの1位です。
表現力とかも然ることながら、なにより音圧(音場)の違いは付属イヤホンでは絶対得られない快感です。
解像度という部分は自分も聴くまでよくわかりませんでしたが、おそらく視力が弱い人がはじめてメガネを掛けたときのような感じでぼやけていた音がくっきりします。
僕にとって今まで聴いてたのは何だったのかというくらい音楽生活が変わる衝撃でした。
またイヤホンにして「3年保証」が付いてくるという自信の表れ様。
そしてなによりイヤホンジャックのカッコよさ。
かっこいい。いかにも高級機っぽい。
でも店員さんはこちら↓
[Klipsch] X10 KLRFXA0111 (カナル型イヤホン)
- 出版社/メーカー: Klipsch Audio Technologies
- 発売日: 2014/07/25
- メディア: エレクトロニクス
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を最後まで推してくれました、小さいのにこんなに重い音が出るの?とびっくりして最後まで悩みましたが、最終的にはイヤホンジャックのカッコよさで決めました。どっちもいい音でしたから。
(こちらも20%オフで市場価格より安くなってます。ほしいかたはお早めに是非。)
(2017年6月8日現在)
※帰ってから調べたらとてつもない名機らしいです。オススメしてくるわけだ。
ということで買ったその場で開封。
Macとドヤ。パッケージにも気遣いが有って所有欲を満たしてくれます。
まとめ
音源変えなくてもイヤホン変えればiPhoneでも手軽に十分高音質化できる。でもリッピングはAPPLE Losslessでなるべく。
こうやってイヤホンを良いやつに変えてから改めて手持ちの音源を聴くと、今まで気にしてなかったビットレートの違いが気になるようになってしまいました。
mp3の低レートで取り込んだ曲とAppleLosslessで取り込んだやつは確実に違いを感じます。
手持ちのCDはもう一度APPLE Losslessで取り込み直したくなります。面倒ですがそれほど違いを感じれるようになったということでしょう。
iPhone + iTunesをこれまで通り使おうとしたら致し方ないことでしょうがちょっとずつAppleLosslessに変えていきたいと思います。
こんなことがないように、PCへリッピングするときは容量が大きくなってもAppleLosslessを強くおすすめします。
そんなiPhoneですが、iOS11でハイレゾに対応か?!なんて噂もあります。
次世代機で高品位なDACでも積んでくるのでしょうか?
高級音楽プレイヤー無しでお手持ちのiPhoneからさらに高音質な音楽が楽しめる日は結構近くまで来ているのかもしれません。