デザインと芸術について
デザイナーは有資格制にすべき。
「デザイン」という言葉は外来語ゆえに意味が漫然としすぎている嫌いがある。
Google先生によると
デザイン
《名・ス他》設計。図案。意匠。また、製品の機能や美的造形を考慮した意匠計画。▷ design
とある。
デザイナーってつまりおしゃれに装飾する人でしょ?かっこいいじゃん!
と世間ではポジティブに捉えてくれている人が一般的ではないだろうか。
それゆえデザイナーを語る人が氾濫している状況だ。
グラフィックデザイナーを始め
- プロダクトデザイナー
- ファッションデザイナー
- WEBデザイナー
うんうん。
- UIデザイナー
- パッケージデザイナー
- エディトリアルデザイナー
・・・
- テクスチャーデザイナー
- メカニックデザイナー
- CGデザイナー
中には
- ライフデザイナー
- ハイパーメディアクリエイター
まである。
横文字にすればいいってもんじゃないでしょう。
そもそもデザインは昔々イギリスで芸術家のウィリアムスモリスさんが始めて云々。。
インテリアコーディネートで商売し始めたのが云々。
と美大時代のデザイン史の授業で聞いた気がしましたが、つまりは
食扶持にするために芸術を安売りした
というのがデザインの始まりだとしたら。
人間が到達しうる極地点を目指し創造する芸術家にはデザイナーなど兇悪な
蛮族に見えていることでしょう。
本来のデザイナーの出発点から今日のデザイナーの地位向上を担ったのは先人の努力と仕事に対する誇りに他ならないが、それらの土壌に「デザイナーもどき」が跋扈する以上、かの東京芸術大学 学長を務めた画家の方が言うように「デザインは芸術になりきれない第二芸術」というもので進化と信頼を止めてしまうと思う。
佐野研二郎氏の問題しかり、今デザイナーとして生きていく人々全員にデザインを昇華させる責任が等しくかかっている時期だと思う。
デザイナーの資格化もその一躍を担うと思う。